U-22日本代表は4日、アジア競技大会の準決勝で香港と対戦し、4-0で勝利。2大会連続4度目の決勝進出を決めた。

日本は激闘となった北朝鮮から中2日ということもあり、守護神の藤田和輝、キャプテンの馬場晴也、正確なプレースキックを持つ谷内田哲平を除く8名をターンオーバー。

GKは藤田(栃木SC)。DFは右から関根大輝(拓殖大)、馬場(北海道コンサドーレ札幌)、根本健太(流経大)、今野息吹(法政大)。

中盤はアンカー気味に山内翔(筑波大)、やや高めの右に谷内田(京都サンガF.C.)、トップ下気味の左に日野翔太(拓殖大)。

前線は右サイドに角昂志郎(筑波大)、左サイドに小見洋太(アルビレックス新潟)、トップには鮎川峻(大分トリニータ)が入った。

香港は準々決勝でイランを破り、史上初のベスト4進出。4-2-3-1のシステムで早めに前線へロングボールを入れ、こぼれ球を拾いながら前で守備をするスタイルのチームだ。

試合が動いたのは24分、日野のフリーキックのこぼれ球を鮎川が落ち着いて決めて日本が先制。しかしその後は香港ペースとなり、決定機こそ少なかったが嫌な流れで前半を終える。

後半日本は縦への意識を高め、55分、角がドリブルから強烈なシュート。これは相手GKに防がれるも、日野が頭で押し込み貴重な追加点を手にする。

さらに64分、相手のビルドアップの隙を見逃さず、ボールを奪った小見が無人のゴールへ流し込み、嬉しい今大会初ゴール。リードを3点に広げた日本は選手を入れ替えつつボールを回しながら時計を進めていった。

86分には日野が見事なミドルシュートでこの試合2点目をゲット。4-0で試合終了のホイッスルを迎えた日本が2大会連続の決勝進出を決めている。

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金メダルをかけた決勝戦は3日後、7日(土)21時キックオフ。このあと対戦する韓国とウズベキスタンの勝者と対戦する。

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