新サードユニフォームはモダンとクラシックの融合とでもいうべき一着に仕上がっている。

今回のデザインで特徴的なのが袖口のグラフィック。これは古代ローマ時代のモザイク画の“額縁の装飾”のように使われていた螺旋模様を、繰り返しパターンの「ギョーシェ」で表現したもの。高級ブランドの装飾などにも用いられるパターンだ。

スリーストライプスには3色を用いるが、これらはローマのキットカラーによく使われるもの。それをトリコロールのように配するが、実はこれが今回のデザインでの“大きなポイント”なのかもしれない。

クラブはストリート感のあるキービジュアルを公開。今回のデザインに関して、クラブ側では「スポーツのためでもあり、ファンの自己表現のためでもある」と説明する。ピッチ上だけを意識したわけではない、ということだ。

また、adidasではこのようなビジュアルも用意。これらを踏まえると今回のキットデザインは、あらかじめストリート(街着)での着用を想定した“逆算のデザイン”である可能性も高い。

確かに「普通に着たくなる」ものであり、そう考えると袖部分を除き一切の装飾を排除した超シンプルでありながら、決して寂しさを感じさせないカラーリングを施したデザインの意図・狙いも見えてくる。

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今回のビジュアルでは南萌華も登場!昨季の公式戦41試合に出場した南は、今やすっかりローマ・フェミニーレの“顔”と言えるかもしれない。

ピッチでもストリートでも映える新サードユニフォームは、クラブ公式ストアやadidasオンラインストア他で販売中。

ローマは10月1日にホームで行われるセリエA第7節でフロジノーネと対戦。相手のキットカラーを考えると、もしかしたらこのホームゲームで新サードがデビューするかもしれない。なお、女子は先行して9月30日の試合で着用している。

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