9日のドイツ戦でゴールを決めた日本代表FW上田綺世。ただ、試合中に筋肉を痛めたことで、数週間離脱すると所属チームのフェイエノールトが発表した。
上田は16日のヘーレンフェーン戦を欠場しており、20日のCLセルティック戦、24日のアヤックス戦も欠場する見込み。
そうしたなか、ESPNのインタビュアーとフェイエのアルネ・スロット監督は、こんなやりとりをしていたそう。
「インタビュアー:上田と偶然会ったが、彼は私と同じように英語が流暢だった。彼はこう言っていた。『監督が火曜のセルティック戦で僕を必要とするなら、先発するかもしれない』と。上田は真剣そうだったけれど、いまのあなたは私のことを笑っている?
スロット監督:誰のことも笑っていないが、それは決して本気ではない。
セルティックには5人の日本人がいるので、彼にとっては是が非でもプレーしたい試合なのさ。
先週、私も彼に何度かこう言った。『セルティック戦があるが、準備はできてる?』って。彼は私にも『監督、準備できてます。僕が必要なら』と答えていたよ。
それは日本人のメンタリティでもある。監督にノーと言うのは難しいのさ。
ただ、メディカルスタッフは彼がプレーできないことを明確にしている」
負傷中の上田は監督が求めるならCLに出場すると話していたというが、さすがにありえないようだ。
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スロット監督は「そんなこと(上田の起用)を考えたら、メディカルスタッフに殺されてしまうよ」とも話していたそう。