今夏のマーケットでまだ選手の登録が間に合っていないバルセロナ。

サラリーキャップ(給与制限)の問題によりイニャキ・ペーニャ、イニゴ・マルティネス、そしてマルコス・アロンソの3名がまだ選手として登録できておらず、人件費の削減が必要になっている。

またそれと同時にジョアン・カンセロ(マンチェスター・シティ)の獲得に動いており、彼を引き入れるためには人員をまず整理しなければいけない。

そのために売却が必至だとされていたのがフランス代表DFのクレマン・ラングレ。

すでにバルセロナはセンターバックのポジションをカバーできており、ラングレを放出すればイニゴ・マルティネスも登録することができる可能性がある。

『Sport』によれば、ラングレは2020年10月の契約更新で期間を2026年まで延長しており、給与の支払いを後に回したことによって年俸は1600万ユーロ(およそ25.1億円)まで膨らんでいるという。

バルセロナは彼を放出したがっており、ラングレも昨季貸し出されていたトッテナムに移籍したいと考えているものの、この年俸を大幅に下げるつもりもないそう。

そのためトッテナムは彼を納得させられるような条件を提示できない状態にあり、バルセロナは事実上「今夏ラングレを売却することは不可能に近い」と諦めているとのこと。

そして、バルセロナは現実的な選択肢として彼の給与を一部負担した上でローンで貸し出すという手段に取り組んでいるとか。売却した場合ほどではないものの、これならばわずかに人件費を削減できる。

サラリーキャップの枠を空けなければ選手登録が妨げられてしまう状況にあるバルセロナ。クレマン・ラングレの放出はそのなかで重要なポイントだとされていたが、ここに来てかなり困難なものになっているようだ。

また『Cadena SER』では「ラングレの放出が難しくなったことにより、エリック・ガルシアがジローナに売却される可能性がある」とも伝えられている。

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様々な噂が伝えられているバルセロナの動き。それらの情報に対して「飛ばし記事だ」とメディアの側を批判する声も多くあり、現地の記事のコメント欄も荒れている。本当に飛ばしであればいいのだが…。

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