東京ヴェルディ

2018 Athleta ホーム ユニフォーム

2022 Athleta ホーム ユニフォーム

日本サッカー界のエンブレムデザイン変更で最も大きな衝撃を与えたのは、東京ヴェルディではないだろうか。Jリーグ初年度からのY型は2019年を最後に姿を消し、2020年からはユヴェントス化とも言えるブランドロゴのスタイルへと変貌を遂げている。

これは単なるエンブレムデザインの変更ではなく、クラブ自体をリブランディングした大胆な戦略の一環。ユニフォームにはV型(Vエンブレム)を付けるが、正式なクラブエンブレムは別に存在する。

ユニデザインも一気にスタイリッシュなものとなり、Vエンブレムは洗練されたヴェルディユニの象徴となった。

モンテディオ山形

2019 Penalty アウェイ ユニフォーム

2023 Penalty アウェイ ユニフォーム

2022年から使用するモンテディオ山形の新エンブレム。この変更はある意味で東京ヴェルディ以上の衝撃であった。

新デザインを担当したのは山形市出身のデザイナー奥山清行(ケン・オクヤマ)氏。工業デザイン(とくに自動車)の世界でKen Okuyamaといえば、その名を知らぬ者はいない世界的なビッグネームである。あのフェラーリをイタリア人以外で初めてデザインした人物と言えば、その凄さが少しは伝わるかもしれない。

新エンブレムはあくまで旧ロゴをベースとし、残すべき部分を残しながら新たな要素を加えたもの。六角形は雪の結晶をモチーフにしている。クラブ、選手、ファンのそれぞれがストレートに受け入れやすい、理想的なデザイン変更ではないだろうか。

日本

1998 Asics ホーム ユニフォーム

2010 adidas ホーム ユニフォーム

日本代表は2010年にエンブレムのデザインを変更した。この時は色の変更のみであったが、日本が初めてW杯に出場した1998モデルの「黄-赤-黄」から、シンプルな日の丸カラーに戻している。この点は評価する声もあった一方で、98年の記憶が薄れていくと残念がる声も少なくなかった。

旧デザインの黄は太陽の光で、赤はもちろん日の丸を表している。

【関連記事】最近エンブレムを「完全に作り変えた」9つの代表チーム

現在のエンブレムはJFAブランド再構築の一環で2018年から使われている。基本的に極端なデザイン変更はなされなかった。

2018年ロシアW杯や2022年カタールW杯での熱きプレーに思い出すエンブレムは日の丸カラー。いずれもベスト16の壁は破れなかったが、日本代表の進化とともにあるデザイン変更はここまでは成功と言えるだろう。

レアで懐かしいユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”を思い出すユニの数々は見るだけでも楽しいはず!

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい