今回の提案では、市に対して提示した「70億円の財政負担」が批判材料の一つとなっている、
ただこの金額は、現在のホームであるレモンガススタジアム平塚をJリーグ規定に則って改修した場合として、市を中心に試算した額と同程度。スタジアムなどのハードはいずれ必ず更新の時を迎えるため一定の説得力はあると言えるだろう。
※画像は株式会社湘南メディアスタジアムによる新スタジアムのイメージ図
問題はやはり建設場所。総合公園はすでに建ぺい率が都市公園法に定められた基準に迫っており、単純にスタジアムを新設しただけではこれを超えてしまう。そこで今回の提案では、隣接する民有地を市が買い取り公園に編入することを求めている。
その民有地がおそらくこちら。
総合公園の東にある広大な空き地。ここは、第一三共ケミカルファーマの平塚工場跡地だ。こちらを公園に編入するという内容だとみられる。
しかし、製薬工場の跡地ということで土壌汚染の可能性があるため調査が必要であり、また当然のことながら土地の購入費用もかかる。場所としては、新スタジアムの建設地という意味でも興味深いが、なかなか簡単な話ではなさそうだ。