マンチェスター・シティの3連覇で幕を閉じた2022-23シーズンのプレミアリーグ。

そうしたなか、英紙『Guardian』は今季の“クラッチ”イレブンを選出していた。クラッチとはここぞの場面で力を発揮する勝負強さのような意味を持つ。

なお、よりおもしろいものにするために、1チームからの選出は1人だけに限定したとのこと(システムは3-4-1-2)。

GKエミリアーノ・マルティネス(アストン・ヴィラ)

現代のGKはシュートストップ以上のものを提供しなければいけない。とはいえ、ここぞの場面で失点を阻止することが重要な要素であることに変わりはない。

マルティネスは昨年のW杯決勝ではアルゼンチン代表の英雄だった。PK戦に持ち込むスーパーセーブを披露すると、そのPK戦でも2つのセーブを見せた。

W杯決勝でのPK阻止はまさにクラッチだが、彼はヴィラでも印象的だ。

プレミアリーグでのクロスキャッチ数は1位(60回)、スイーパークリア数でもニック・ポープに次ぐ2位。終盤のセットプレーや危険なカウンターに対処できる頼りがいのある選手であることを示している。