来月エルサルバドル代表、ペルー代表と親善試合で対戦する日本代表。25日(木)には最新メンバーが発表される。

メンバー発表では毎回、記者やサッカーファンによる論争が巻き起こる。100人いれば100通りの考えがある以上、この論争がなくなることはないだろう。

では森保一監督は、どんな基準で選手を選んでいるのだろうか。

日本サッカー協会参与などの肩書を持つ元日本代表MF北澤豪が、元プロ野球選手・谷繁元信さんのYouTube「谷繁ベースボールチャンネル」に出演した際にこのように話していた。

北澤豪

「森保監督は個性がないと選ばないです。

個の大きさで小さいのを選んで組織優先で動いてる選手を選んでも(全体が)大きくならない。個が大きくて組織もちゃんと理解できる人間じゃないと選ばないですよ。

例えば久保建英はドリブル、左足、シュートいいよね。三笘薫はドリブル抜けるよね。そういう“キーワード”が出てこない選手は選ばない。

チームのためにやれるなんて選手はもう…ダメです。個性優先。今(の時代)は見た目が真面目だから。(自分のように)野性感はないから(笑)。それだけだと思います」

この話題は「日本のサッカーは組織的な印象がある。もうちょっと野性的・動物的な選手は(いないのか?)」という谷繁さんの問いから始まったもの。

北澤は現代の若い選手たちは「見た目が真面目そうなだけ」で個性はあるとし、森保監督もそうした何か一つ武器(=キーワード)を持っている選手しか選んでいないと話した。

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これを聞いた谷繁さんは「野球界もそういう感じを受けていたんだけど、今回WBCを見て、あの大谷翔平が1球1球叫んで、1スイングずつ集中して、1本のヒットに全員が感情を出して。これなんじゃないの?って感覚を久々に感じた。ワールドカップでも堂安(のゴール後の姿)を見て、この感情だよねって」と語っていた。

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