今季、選手の取引に関する違法な申告を行っていたとして勝点15の剥奪処分を受けていたユヴェントス。
しかしながら『Reuters』などのレポートによれば、今回イタリアのスポーツを統括しているオリンピック委員会(CONI)が「処分の撤回」を決めたとのこと。
そしてCONIはイタリアサッカー連盟に対して新たな裁判を行うよう命じ、より適切な罰則を与えるべきであると結論付けた。
ユヴェントスはこれによって剥奪されていた15ポイントを取り戻すことになり、セリエAでの順位は7位から3位に上昇した。
また、ユヴェントスでは違法な取引に関与したとして11名の取締役に活動停止処分が課せられていたが、パヴェル・ネドヴェド元副会長を含めた7名に関してはそれが撤回されている。
なお活動停止処分が維持される事になったのはアンドレア・アニェッリ元会長、ファビオ・パラティーチ元SD、マウリツィオ・アリバベーネ元CEO、フェデリコ・ケルビーニ元SDの4名であるとのこと。
そして、この日ヨーロッパリーグでスポルティングCPを相手に勝利を収めたユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督は『Sky』に対して以下のように話したという。
マッシミリアーノ・アッレグリ
「なんて素晴らしい日だ。特に後半はいいパフォーマンスだったね。ただフィニッシュではもっとうまくやらなければならない。選手は行儀が良かったね。我々は少し幸運だった。
そして、今日は勝点15を取り戻した日だ。最近は失点が多すぎたので、セリエAでの戦いに集中し直さないといけないね。あまりにも勝点を落としすぎた。トップ4を維持しないといけない。
(相手はマンチェスター・ユナイテッドを破ったセビージャになったが、予想していた?)セビージャが来ると思っていたよ。彼らはタフなチームだし、ヨーロッパリーグでは何度もトロフィーを獲得しているんだからね」
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ただ、ユヴェントスはこの問題の他にもパウロ・ディバラら選手に対しての不正な給与支払いを行ったという疑惑も抱えており、こちらも裁判の結果次第で勝点剥奪などの処分が課せられる可能性がある。