トッテナム・ホットスパーのマネージングディレクターを務めているファビオ・パラティーチ氏が活動停止処分を受けることになった。
原因はユヴェントスが行ったとされている金融不正事件。2018年から2020年までに行った取り引きで虚偽の報告がなされていたとされる。
とくに選手の取り引きにおいての利益や損失について事実と異なる数字が記録されており、それがクラブのキャピタルゲインに影響を与えていたという。
これによって元会長のアンドレア・アニェッリ氏、元副会長ノパヴェル・ネドヴェド、元CEOのマウリツィオ・アリヴァベーネ、そして元スポーツディレクターのファビオ・パラティーチ氏に活動停止が言い渡された。
その段階では処分の適応範囲がイタリアサッカー連盟の管轄内に留まっていたものの、今回それをFIFA規律委員会が追認したため、世界全体に拡大されることが決まったとのこと。
パラティーチ氏には30ヶ月(2年6ヶ月)の活動停止処分が言い渡されている。『Daily Mail』などの報告によれば、おそらくトッテナムのマネージングディレクターからは辞任せざるを得なくなるものと考えられている。
ただ、ユヴェントスはこれらの不正行為に対しては否定を続けており、イタリアオリンピック委員会(CONI)に対して上訴を行っている。
【関連記事】ユヴェントス、「2部降格処分で退団した7名のスター」はどうなったか
その控訴審は4月19日から行われることになっており、その結果次第では今後クラブに言い渡されている15ポイントの勝ち点剥奪をはじめとした処分の内容も変わってくると予想される。
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ