イングランド5部に当たるナショナル・リーグを戦っているレクサムAFCは、「元イングランド代表GKベン・フォスターと契約した」と公式発表した。

ベン・フォスターは1983年生まれの39歳。2005年にストーク・シティからレクサムへと貸し出されたあとマンチェスター・ユナイテッドに加入し、その後ワトフォードへのローン移籍でブレイクしたゴールキーパーだ。

イングランド代表にも選ばれていたものの、その後マンチェスター・ユナイテッドに戻ってからはサブとなってしまい、2010年にバーミンガム・シティへと移籍した。

それからはウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンとワトフォードで長く守護神として活躍し、昨年は38歳にしてニューカッスル・ユナイテッドからのオファーも受けたと伝えられている。

ただ、フォスターは家族との時間を大切にしたいとワトフォードを去り、ニューカッスルも断って現役引退を表明していた。

ところがそれから9ヶ月、なんとベン・フォスターがピッチに戻ってくるという。

レクサムはハリウッドスターのライアン・レイノルズがオーナーを務めているクラブで、現在イングランド5部の首位をひた走っている。

ところが、先日ゴールキーパーのロブ・レイントンが靭帯損傷の大怪我を負ってしまい、6週間の離脱に。手薄になったポジションを確保するため、かつて所属していたベン・フォスターに急遽現役復帰を要請したという。

ベン・フォスター

「大きな喜びだよ。私は今朝クラブで1時間を過ごしたが、本当にいい場所だ。誰もが地に足をつけているし、監督もトップクラスだ。

私がここにいた18年前とは多くの違いがあるが、戻ってこられたことは嬉しい。今日の練習後の自分の体にどんなことを感じるだろうね!楽しみだよ。

ここでプレーした次のシーズンには、マンチェスター・ユナイテッドに移籍した。本当に馬鹿げたようなことだよ!

18年前の私に、これまで経験してきたようなことが起こると伝えたとしても、全く信じられなかっただろうね。だからレクサムには多くの借りがあるのさ」

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なお契約は今季限りになっているとのこと。果たして9ヶ月のブランクを経たベン・フォスターがプレーすることはあるのだろうか?

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