日本代表DF中山雄太が所属しているイングランド2部のハダーズフィールド・タウンが、北米のコンソーシアムによって買収されることになった。
ハダーズフィールド・タウンは、2009年から会長に就任したディーン・ホイル氏の下で成長を遂げ、一時はプレミアリーグにも昇格した。
しかし2019年にディーン・ホイル氏が急性膵炎を患ったため、フィル・ホジキンソン氏に株式の75%が売却されることになった。
しかしフィル・ホジキンソン氏の事業が傾いたこともあり、2年の療養を経てディーン・ホイル氏がクラブを救うために復帰し、多くの額を投資。
だが昨年そのディーン・ホイル氏も健康の悪化によって経営から退き、マネージングディレクターのデイヴ・ボールドウィンにクラブを任せていた。
これらの状況もあって今回新たにクラブを売却することになり、ディーン・ホイル氏が株式の100%を取得した上で、それをすべて北米の投資グループに売却することになったとのことだ。
ハダーズフィールドは現在イングランド2部で24チーム中22位と苦戦しており、経営的にも厳しい状態が続いている。
借金もかなり多かったことから、クラブを引き継ぐ新たなオーナーを見つけ出すのは難しい状況でもあった。
しかしながら、これまでクラブに6000万ポンド以上を投じてきたディーン・ホイル氏は、今回さらに4000万ポンドを使って借金を穴埋め。これによって株式の売却をスムーズに進めることができたという。
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なお、売却された先は北米のコンソーシアムということだけしか分かっておらず、かなり謎めいた相手であるそうだ。