3月1日に開幕を迎えたU20アジアカップ。日本代表はグループステージを全勝で終え、決勝トーナメントに進出した。

そして12日、そのベスト8の試合となるヨルダン戦に臨んだ。U20ワールドカップへの出場権はベスト4で獲得できるため、「あと1勝」で最低限のノルマを達成することができる。

この重要な試合に向け、日本はすこしメンバーを入れ替えて臨んできた。最終ラインは屋敷優成、菊地脩太、田中隼人、髙橋仁胡の4枚。ボランチに山根陸と佐野航大を並べ、左に北野颯太、右に甲田英將。トップ下に松木玖生を入れ、最前線には坂本一彩が配置された。

序盤から日本がペースは掴んだものの、いくつかのビッグチャンスを決めきることができず、得点を奪えるまでには至らない。

なかなか難しい時間が続いていたものの、54分にこの重い空気を散らすことに成功した。

高い位置から坂本がプレッシャーをかけてミスを誘うと、左サイドに北野が飛び出して折り返し。それを入り直した坂本が合わせ、ゴールに決めた。

これで先制に成功した日本は62分に坂本&甲田を下げ、熊田直紀と永長鷹虎を投入。そして70分には北野のカットインシュートがキーパーに弾かれたところを、熊田がヘディング。今大会4点目となるゴールでリードを広げた。

この後も77分には北野のアーリークロスから熊田が素晴らしい胸トラップからのシュートを決める場面があったが、オフサイドと判定されてゴールは認められず。

その美しい追加点こそならなかったものの、日本はこの2つのリードを最後まで守りきり、試合終了に持ち込んだ。これにより目標であるU20ワールドカップ出場権の獲得に成功している。

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なお、この後日本代表は15日の日本時間19時からイラクとの準決勝を戦う予定となっている。もちろん『DAZN』で放送予定だ。

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