元サッカー日本代表の森岡隆三氏が、サッカー元日本代表の鈴木啓太氏のYouTubeチャンネルに出演し、自身のサッカーキャリアを振り返った。
森岡氏は桐蔭学園高を経て鹿島、清水、京都でプレーし、日本代表ではトルシエジャパンの主軸として起用された。3バック戦術のフラット3で主に中央のCBとして活躍。ワールドカップ日韓大会ではキャプテンマークを巻いた。
そんな日本屈指のDFの森岡氏だが、中学、高校時代の挫折を吐露した。
桐蔭学園中学時代は「勝てない。(横浜)市大会は3年間通して1、2回ぐらい。それぐらいそこを勝ち進んだ記憶がないぐらいに負けていた記憶が多い」と森岡氏。
高校入学前から努力を重ねてサッカー部に入部できた森岡氏は、キャリアのターニングポイントが高校1年次の全国高校選手権の1カ月前に、監督からスターティングメンバー抜擢を言い渡されたことだと明かした。
メンバー選出後はプレッシャーから練習に身が入らなかったという。
だが監督から「お前は100%やっているつもりかもしれんけど、お前の100%はこんなとこで、俺が求めているのは全然上だ。同じ100でもね。どうやって埋めるこの差を?」と言われ衝撃を受けたという。
この言葉を受けて「まだ頑張っていいんだ」と立ち直り、選手権に出場できた。「あそこで、(監督から)『使うぞ』というふうに言われてから、あの1カ月がないと今はないな」と自身にとって分水嶺となる経験だったと明かした。
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同チャンネルでは引き続き森岡氏のキャリアに深く迫っていく。