プレミアリーグ第27節、ボーンマスはリヴァプール戦に1-0で勝利する金星を挙げた。

この試合ではボーンマスMFデイヴィッド・ブルックスがベンチ入りを果たしたことが話題になっている。

25歳の彼は2021年10月に血液の癌である悪性リンパ腫のステージ2と診断され治療に専念。2022年5月にキャンサーフリーとなり、復帰に向けたゴーサインが出た。その後、ハムストリングを故障したことで長期のリハビリを余儀なくされたが、このほど525日ぶりに試合メンバーに戻ってきたのだ。

【関連】おかえり!癌を乗り越えて復活した英雄たち

リヴァプール戦でブルックスに出番は訪れなかったが、ギャリー・オニール監督はこう話していた。

「彼にベンチ入りを伝えることだけでも光栄に感じた。

彼にとって、彼の家族にとって、彼が歩んできた道のり、家族たちが経験してきたこと…私も嬉しかった。

それでもいまの彼にどれだけのことが出来るかについては現実的になる必要がある。

ただ、どこかの時点で彼を是が非でも起用したかった。残念ながら試合はそうならなかったんだ。

水曜の練習では紅白戦でゴールも決めており、『彼をどうにか戻す必要がある』と思った。

彼を戻すために懸命にプッシュしたし、昨日の彼はそれを喜んでいたよ。ともに多くを経験した選手たちも喜んでいた。

Brooksyを今よりもっとフィットさせられらいいね。素晴らしい選手だし、最近のトレーニングでは信じられないようなものも見せているよ」

【厳選Qoly】この冬、Jリーグにやって来るかもしれない外国人選手たち(2024-25年/MF・DF・GK編)