ママドゥ・サコ(現モンペリエ)

パリで生まれ、PSGで育成された元フランス代表DF。

2007年にチームが不調に陥るなか、左サイドバックでトップデビューすると、弱冠17歳ながらポール・ルグエン監督からPSG史上最年少でキャプテンを託された。

彼は父が13歳で亡くなり、貧困のために物乞いをして暮らしていた時期もあるという。キャプテンマークを巻いた際には「最初に思ったのは4年前に亡くなった父のこと。父は僕が最高レベルでプレーすることをずっと夢見ていた。特にキャプテンマークを巻いてね。父にいて欲しかった」と話していた。

そんな彼は両親の祖国であるセネガルに孤児院を作り、子供たちを飢餓から救うなど慈善活動にも取り組んでいる。

ユース各世代でキャプテンを託されたほか、リヴァプール時代の2014年にはフランス代表戦でも24歳ながらキャプテンマークを着用。当時、デシャン監督は「彼がキャプテンをやるのは私が信頼しているから」と話していた。

なお、32歳になった現在はモンペリエに所属。今季から背番号を3から75番に変更している(75は出身地であるパリ市の番号)。