現在、新しいホームスタジアムが建設中のツエーゲン金沢。
金沢市民サッカー場再整備プロジェクトとして工事が進行しており、2024年春には拡張も考慮した約10,000人収容のフットボール専用スタジアムがオープンする。
年末にかけて新スタジアムのクラウドファンディングも実施され、目標金額10,000,000円に対し、5倍以上の56,809,500円が集まった。
そんな、いま熱い金沢の街に昨年帰還し、2023シーズンもツエーゲン金沢の一員としてプレーする元日本代表FW豊田陽平にQolyが直撃!
インタビュー最終回では、プロ選手として金沢に戻ってきた理由や、これからのツエーゲン金沢などを中心に聞いた。記事ではその一部を紹介する。
(取材日:2022年11月11日)
――(前略)豊田選手が金沢に戻ってきて感じていること。新スタジアムの計画も進んでいますが、今のツエーゲン金沢というクラブ、あるいはこれからのツエーゲンや金沢といったところで考えていることなどはいかがですか?
1年を通してサッカーのピッチ内のところと同じでいろいろと見えてきた部分はあるかなと思っています。
あまり先走り過ぎても、自分の金沢での立ち位置が分からない限りなかなか自分の価値観を広げたり植え付けたりすることは難しいだろうなと思って入ってきたので。
本当にノビシロしかないと思いますし、もっともっとポテンシャルがある地域だと思っています。
うまく差を言い表すなら、鳥栖は7万人の街でJ1クラブまで上り詰めて、今もなお人気を博しているクラブと地域です、金沢は現在45万人がいる規模の地方クラブですが、まだまだその熱がスポーツ文化に行き届いていないという現状があります。
ツエーゲン金沢自体の認知はされているのですが、何を仕掛けるか。『いつ、どのタイミングで』というところで、新スタジアムが一ついいきっかけになるだろうなとは感じています。