決勝戦で途中投入された交代選手はオリヴァー・ビアホフ(当時34歳、モナコ)、ゲラルト・アサモア(当時23歳、シャルケ)、クリスティアン・ツィーゲ(当時30歳、トッテナム)の3人だった。

大会ベストイレブンにも選ばれるほどの活躍を見せていた25歳のミヒャエル・バラック(当時レヴァークーゼン)は累積警告のために決勝を欠場。

韓国との準決勝でイエローカードを受けると、試合後のロッカールームで泣いたと明かしている。

この大会のドイツは当時躍進していたレヴァークーゼンから多くのメンバーが選ばれたが、主軸DFイェンス・ノヴォトニーは怪我のために大会を欠場。また、クリスティアン・ヴェルンス、メーメット・ショル、セバスティアン・ダイスラーも怪我のためにW杯欠場を余儀なくされた。

そういったこともあり、地味な面子といえるが、ルディ・フェラー監督は「我々には素晴らしいチームスピリットがあった。日韓大会では常に最高のサッカーをしたわけではないが、驚異的なGKカーンが7試合中5試合を無失点で凌ぎ、バラックがここぞという時にゴールを決めてくれた」と振り返っている。

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闘将として一時代を築いたカーンだが、結局、W杯優勝は果たせず。

日韓W杯決勝から15年が経った2017年には「ヨコハマ―15年前の今日。なぜ私はGKになったのか?15年前、GKとしているのが辛い日だ」とのメッセージを出している。

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