――クロスの際、駒野選手がゴール前の人と空間をどのように見ているのか気になります。空間があって、動いている人がいて、そこに走ってくる味方…。どこを見ながらどういう感じでクロスを上げているか、教えてください!

一番に考えているのは、味方が走る相手ディフェンスとゴールキーパーの間なんですけど、やっぱりFWが走っている前に出すこと。

後ろに出してミスするよりは、FWの走っている前に出してすり抜けていく。そちらのほうがミスしてもいいボールだと思います。

自分が「こういうボールも蹴れる」というのを見せないとフォワードも動いてくれないですし、そういうボールを見せることも大事です。

――駒野選手のプレーを見ていて、一つ一つのボールに次の選手がプレーしやすいよう、心がこもっているなと本当に感じます。やはりキックへのこだわりは強いものがありますか?

そうですね。やっぱりそれで選手生活を続けてきているわけなので。

精度が低くなってしまうと自分の特徴もそうですし、多分落ちてしまうとサッカー選手としては終わりなのかなとは思います。

――駒野選手はサイドバックだけでなくウィングバックとしての経験も豊富で、しかも右も左もやられていました。サイドバックとウィングバックの違いは外から見えづらい部分もあるのではないかと感じるのですが、そこの違いを駒野選手はどう捉えていますか?

サイドを1人でやる場合、攻撃なんかは特に1人でやることが多いですかね。守備だったら3枚の右サイドの選手がカバーしてくれたりしますが。

2人だったら連携のところで、お互いがポジションを取って片方がうまくスペースを空けて2人で崩したりとか。連係面が多くなるのが4-4-2なのかなと。3-5-2のような形で1人だと個人で打開したりする場面が多くなります。

――駒野選手は左サイドも問題なくというか順応してプレーされています。右と左の違いは?

どうしても利き足が右なので、繋ぎの部分では右足に持つことが多いです。左サイドでもどちらかというと右足でボールを扱うことが多いですね。

高い位置だと、左サイドでは中に入ってミドルシュートの回数も多いですし、右サイドでは右足のクロスの回数のほうが多いのかなと思います。

――両サイドできることはご自身の中ですごくメリットだったと感じていますか?

両方をやれることで選択肢が増えるので、自分にとってはプラスでしたね。