ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが8日、世界初となる自身のフットボールブランド『Capitten (キャピテン)』の立ち上げを発表した。
イニエスタがプロとしてのキャリアを通じて培った知見に加え、25年以上に渡ってサッカーシューズを作り続けてきた、日本初のフットウェアクリエイターである井上晋平氏のクラフトマンシップが共鳴し誕生したCapitten。
A CAPITTEN thinks hard work always pays off. Always committed with own values. The one who knows that every match makes us stronger and more experienced. And the one who knows victories are the prize and defeats are part of the journey. CAPITTEN IS ABOUT A TEAM. @andresiniesta8 pic.twitter.com/soMvq5s34C
— Capitten (@thisisCAPITTEN) September 8, 2022
スペイン語でキャプテンを意味するカピタン(Capitan)に、日本語の“縁”(en)を組み合わせたブランド名には、イニエスタが経験して培った、誰もが責任を持って困難に立ち向かい、前に進みゲームをリードする「キャプテン」である大切さ、人生という試合の中で、最も重要な「努力」の必要性といった想いが込められている。
そんなブランドの象徴となる、イニエスタの着用スパイクがこちら!
Capitten ONE PRO
『Capitten ONE PRO』は、Capittenのミッションである「フットボールの価値」を体現できるコレクション。AsicsやATHLETAでスパイクを作り込んできた井上晋平氏による、本物を追求した一級品となっている。
アッパー前足部には、あらゆる足に完璧に馴染む高品質のカンガルーレザーを使用。ボールタッチに対する繊細さを最大限に高め、より高いボールコントロールを実現する。
クラシックな印象のアウトソールは、ベース部分にドイツ製のTPA樹脂を採用し、スタッド部にはTPU樹脂を採用したハイブリットソールを組み合わせている。スタッドの先端部のπを細くし、地面への貫入を高め、高いグリップ性を実現した。
2つの硬度を同時にインジェクションした中底を採用して、突き上げの軽減。あらゆるサーフェイスに対応した新しいソールとなっている。
80年代のフットボールブーツのように洗練されたエレガントなデザインは、モダンフットボールの価値観が輝きを増していた当初の時代を想起させる。
※白×青と白×黒の通常モデルより一足早く、限定モデルの『Capitten ONE 888 LIMITED EDITION』が販売を開始。888足限定で、すべてにイニエスタの直筆サインが入っているという。価格は80,000円(税抜)!
以下はイニエスタのコメント。
「Capittenのプロジェクトを通じて、これまで私が培ってきた経験を伝える、表現できることは幸せなことだと思っています。
Capittenには、私のサッカーの価値観が詰まっています。チームワーク、謙虚さ、努力、粘り強さが、サッカー選手として、また人間として成功するための鍵であることを、子供たち、そしてすべての人に伝えたいと熱意を持って思っています。
チームやコミュニティの一員であることは、人生を豊かにしてくれると考えます。また共に挑む、戦うことで、自分をより強く、より良くする機会に恵まれると信じています。
Capittenであることは、責任感、リーダーシップ、チームワークを体現することに加え、自分よりも常にチームを優先しを行動することを意味します。Capittenは情熱であり、仲間の尊敬を呼び込みます」
Capittenは、日夜サッカーに励む若年層から、サッカーを趣味として週末に活動する層まで、幅広いターゲットに向けて販売。
ゼロから作り上げた、イニエスタ選手が理想とする唯一無二のサッカーシューズを中心に、スポーツウェア、スポーツアパレルなど多岐にわたって商品展開していくとのことだ。
メンズ向けのみならず、ウィメンズ、キッズ向けにも展開されるので、リリースも楽しみに待ちたい。
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なお、Qolyではフットウェアクリエイターである井上晋平氏への単独インタビューも近々お届け予定。こちらもお楽しみに!