昨年現役を引退した元アルゼンチン代表FWマキシ・ロペスが、バーミンガム・シティの株式を取得してオーナーとなった。

マキシ・ロペスは1984年生まれの38歳。リーベル・プレートの下部組織で育成されたストライカーで、2005年にはバルセロナに引き抜かれた経験も持っている。

その後はFKモスクワやマジョルカ、カターニア、ミラン、サンプドリア、トリノ、ウディネーゼなど様々なクラブでプレーし、昨年夏現役を引退していた。

また、かつてはマウロ・イカルディと親友であったものの、彼に妻のワンダ・ナラを寝取られてしまったことから関係が悪化し、試合で握手を拒否するほどに険悪な仲になったことでも有名だ。

引退後はビジネスマンに転身し、1月にはロンドンに不動産ベンチャーの『MaxcoCapital』を設立するなど、幅広く活動を行っているという。

そして、彼は投資家とともに数ヶ月の交渉を行い、バーミンガム・シティの株式を買収。中国人のポール・スエン氏が所有していた株式を3000万ポンドで取得したとのことだ。

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なお、買収に関わったパートナーはアルゼンチンの実業家クリスティアン・コドマ、スポーツ系アパレルブランドのジムシャークでディレクターを務めていたポール・リチャードソンらであるそう。

ただ、バーミンガム・シティはこのところかなり厳しい経営状況にあるクラブ。

ジュード・ベリンガムを輩出するなどして話題を集めたものの、イングランド2部では4年連続で残留争いに巻き込まれており、毎年のように数千万ポンド単位の損失を出している。

果たしてマキシ・ロペスがその状況を打破することができるかどうか。注目を集めそうだ。

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