ロシアによるウクライナへの軍事侵攻はいまだに続いており、6歳のイリアくんはマリウポリでの砲撃で両親を亡くした。

彼がイギリスのボリス・ジョンソン首相宛てに送った手紙は現地で話題になっている。

その内容は「これ以上人が死なないようにこの戦争を早く終わせたいです。僕は故郷なマリウポリでサッカーがしたい。世界中の子供たちに戦争を経験してもらいたくありません」というようなもの。

その手紙を託されたのが、ウクライナの名門シャフタールでディレクターを務める元クロアチア代表DFダリヨ・スルナだった。

スルナはサッカー好きのイリアくんのためにシャフタールのユニフォームやスパイクをプレゼントしたほか、素敵なサプライズも用意。かつてクロアチア代表でともにプレーしたレアル・マドリーMFルカ・モドリッチとテレビ電話をつなぎ、彼と話をさせたのだ。

ちょっと照れくさそうなイリアくんだが、バロンドーラ―でもあるモドリッチと話せたことは嬉しかったはず!

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シャフタールは戦争孤児になった子供たちを養子として迎え入れた家族への支援を行っているそう。

イリアくんを引き取った養親は「あの子には疾患があるので、2つの家庭が養子縁組を断りましたが、私たちは躊躇いませんでした。シャフタールは独自に連絡をとり、支援を申し出てくれたので、とても感謝しています。イリアはサッカーが大好きで練習を楽しみにしているんです」と話している。

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