6月のインターナショナルマッチウィークでキャンプを行っている日本代表チーム。恒例の『Teamcam』がYoutubeで配信スタートした。
今回の第1回目は、4連戦に向けての活動開始となった日の映像。その中で川島永嗣は、先日お亡くなりになったイヴィツァ・オシム元代表監督について以下のように話していた。
【動画】オシム監督によって日本代表に招集された川島永嗣、思い出を語る
川島永嗣
「日本代表に初めて呼んでもらったのがオシムさんでした。本当にサッカー哲学者というか、日本代表の選手もみんなオシムさんにサッカーの教えを請うような存在でした。
ミーティングの時も含めて、自分たちがなにか新しいものを学べるのではないかとか、常にいろいろなことを考えさせられました。選手もそうですが、日本サッカーが成長する大きなきっかけをくれた人だと思います。
（招集されてからも）1年間くらい話しかけてもらえなかったです。オシムさんが倒れるちょっと前くらいまで、『キーパー』と呼ばれていました。初めて名前を呼ばれたときはすごくうれしかったです。その時はそれが嬉しすぎて、何を話したのか覚えていないですけど。
オシムさんは、ジェフでも、日本代表でも、『より考えてより走らなければいけない』ということを常に仰っていました。
それこそ、現代のサッカーの中でもその根本的なところは変わらないと思うんですよね。
よりスピードが上がっている中でも考えてサッカーしなければいけないし、フィジカル的な要素も以前よりも高いものが求められている分、やはり自分たちが走らなければ高いレベルのサッカーはできない。
そういう意味では、当時より今の日本サッカーというのは進化していると思います。これほどヨーロッパでプレーする日本人が増えるというのは、僕たち自身も想像していなかった。
オシムさんが当時教えてくれたことや残してくれたものがこういう形になってきているんだということを、ピッチの上で示していければいいと思います」
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