2016年もいよいよ残り10日間。やり残したことがあるならそろそろ何とかしなければいけない時期だろう。

来年は2017年。翌2018年に開催されるロシアワールドカップの出場国が出揃う年だが、国内のJリーグも大きな変化を迎える。言うまでもなく、『DAZN(ダ・ゾーン)』を展開するパフォーム社との契約だ。

放送形態の変化が与える試合観戦への影響。賞金が上がることによる各クラブの動きなど、気になる点は数多く存在する。しかも今回の契約は、10年間という長期なのだ。

10年と言えば、10歳の子どもが20歳で成人を迎えるほどの期間。2027年のサッカー界がどうなっているのか見当も付かない。逆を言えば、10年前から見た現在にもそれが当てはまる。

そこで、来年2017年の10年前に当たる2007年にサッカー界で起こった印象的な出来事をピックアップしてみた。時系列に合わせて簡単にだが紹介したい。

盛岡商業が岩手県勢初の選手権制覇

2007年1月、第85回全国高等学校サッカー選手権大会は盛岡商業(岩手県)と作陽(岡山県)が決勝で激突。作陽が56分に先制するも、71分、そして86分の連続弾で逆転した盛岡商業が初優勝を飾った。

岩手県勢として初の全国制覇。決勝で同点ゴールを決めた当時2年生のMF林勇介は現在、地元盛岡に誕生したJクラブ、グルージャ盛岡でプレーしている。

乾貴士(野洲)や伊藤翔(中京大中京)が3年生として臨んだこの大会。応援マネージャーは今をときめく新垣結衣だった。

【次ページ】中村俊輔が快挙!