現在では世界で最も資金力があるクラブの一つとなったパリ・サンジェルマン。多くのスター選手を引き入れ、新たな銀河系軍団を形成している。
今回は、『Planet Football』から「パリ・サンジェルマンのアカデミーで育成されたものの、他のクラブに活躍の場を求めていった」選手たちを特集する。
キングスレイ・コマン
クラブ:PSG→ユヴェントス→バイエルン・ミュンヘン
パリ・サンジェルマンが手放したことを最も後悔しているのではないかと思われるのがキングスレイ・コマンだ。もちろんコマン自身が退団を求めていたので仕方がない部分はあるが…。
16歳でトップチームにデビューした天才ウイングは、契約延長を拒否してフリーエージェントとなりユヴェントスへと移籍。セリエAで活躍を見せた後、わずか1年でドイツの名門バイエルン・ミュンヘンへ貸し出されることになった。
まだ25歳であるが、彼はそれからブンデスリーガやチャンピオンズリーグなど数多くのタイトルを獲得。2020年には古巣相手に決勝を戦い、欧州王者に輝いている。
なお、「古巣とチャンピオンズリーグ決勝で対戦した選手」は大会の歴史上でもコマンが初めてだったという。