ハン・イグォン
ソウル・イーランドFC→ファジアーノ岡山(J2)
ポジション:FW
生年月日:1994/6/30生まれ(27歳)
元Kリーガーのチアゴ・アウヴェスと共にファジアーノ岡山への入団が発表されたアタッカーが、Kリーグ2のソウル・イーランドから加入したハン・イグォンだ。ファジアーノ岡山ではイ・ヨンジェがつけた背番号9を背負うが、典型的なストライカーというより、サイドに流れる動きや自力でドリブル突破するプレーが光るセカンドトップやウィングに近いタイプのFWだ。
ハン・イグォンは2014年にKリーグスーパードラフトで慶南FCから5巡目で指名され、プロサッカー選手としてのキャリアをスタートした。その後、大田シチズン(現大田ハナシチズン)、警察庁クラブの牙山ムグンファでプレーし、2018年にはKリーグ1の名門水原三星にステップアップ。水原三星では同年のACL準決勝ファーストレグで鹿島アントラーズと、2020年のACLグループステージ第2節でヴィッセル神戸と対戦している。
しかし、2020シーズンは公式戦6試合の出場にとどまり、事実上の戦力外に。シーズン終了後にアイルランド1部のダンドークFCと個人間で合意に至ったが、労働ビザを取得できなかったため最終的に移籍が頓挫した。これまでの背景から海外挑戦に対する意志は強く、今回の岡山移籍にも相当な覚悟を持っているはずだ。ハン・イグォン本人は「直接ぶつかって学ぶつもり」と初の海外挑戦に闘志を燃やしている。