スタンダール・リエージュの元会長であるローラン・デュシャトレ氏らが、ベルギーリーグで八百長があったと訴えを起こしているという。
『Le Soir』によれば、告訴をしているのはデュシャトレ氏、彼が所有する企業Staprixの他、スタンダール・リエージュでプレーしていたポール=ジョセ・エンポク、イェーレ・ヴァン・ダンメの2名。
告訴されているのはアンデルレヒト、ヘンク、そしてそこでプレーしていたアントニ・ヴァンデンボーアとイロンベ・エムボヨの2名、さらに不明な人物”X”であるとのこと。
問題になっているのは、川島永嗣もスタンダール・リエージュに所属していた時期、2013-14シーズンのベルギーリーグで行われた優勝決定プレーオフリーグである。
レギュラーシーズンの上位チームのみで行われるプレーオフリーグで、開始時にスタンダール・リエージュはアンデルレヒトに10ポイント差をつけて首位になっていた。
しかしながら最終的にはアンデルレヒトが2ポイント差で逆転に成功し、優勝を果たしている。
それに対してデュシャトレ氏らは「アンデルレヒトが獲得したタイトルは、スポールの競技における深刻な改ざんの結果である」と訴えているそう。
八百長があったと訴えているのは2014年5月11日のアンデルレヒト対ヘンク(4-0)、5月15日のヘンク対クルブ・ブルッヘ(3-2)であるとのこと。
ファンデンボーアとエムボヨは、対戦相手に高額な時計を配ることによって試合の結果を操作しようとしていた…と訴えられているようだ。
デュシャトレ氏は2018年や2019年にもこれらの訴えを発表していたが、今回は「新たな証拠が発見された」として再びの告訴に及んだとのこと。