「彼の性格を考えれば、クラブとしてこれほど誇らしいことはない。ここにいる全員がそう思っている。全員が応援している。
アンジでさえ、いまや日本だ。マリノスの選手を連れていっただけではないからね。
彼がやっていることを国として彼らがどれほど誇りに思っているかには驚く。
日本人選手のレベルは並外れているよ。多くのチームでそれが見てとれる。
私が働いていたインドなどでは、外国人選手にかなり依存している。試合に勝つことだったり、チームの中心になるという点で。
日本でも多くの試合でベンチに外国人選手がいる。ただ、質を上げることについて、外国人に依存しているわけではない。
当然ながら、優れた外国人選手もいるし、我がチームにもいい外国人選手がいる。でも、依存してはいない。全てがそこ頼みではないんだ。
日本人選手のことはこれ以上なく評価しているよ。
テクニック、労働倫理、侍のメンタリティ。
彼らはやりたがるので、常にどうやってやめさせるかを考えている。もし、こちらが許可すれば、彼らは一日中取り組んでいるだろうからね。
信じられないようなメンタリティ、テクニック、ゲームでの戦術。
素晴らしい選手たちだ。私は非常に高く評価しているよ。
アンジが連れてきた選手たちを見ていると、NEXTレベルにいける選手たちがもっとたくさんいるはずさ」
前田は海外に再挑戦するために英語の勉強をするなど高い意識を持って取り組んでいたようだ。
2020年からマリノスで働いているオントンコーチは34歳。来日する前はインドのカララ・ブラスターズでもアシスタントコーチを務めている。