この冬にセルティックに移籍した井手口陽介。3部チームとの国内カップ戦で初スタメンを飾るも、足首へのタックルで負傷交代を余儀なくされた。
相手選手にはレッドカードではなくイエローカードが提示されたが、『BBC』では、「リプレイ映像は気分が悪くなる」と伝えている(画像は『The Scottish Sun』)。
このプレーをめぐる評価は分かれているようだ。元代表選手は「足を破壊するタックル」と断罪した一方、タックルした選手の元チームメイトは彼を擁護している。
マイケル・スチュワート(元スコットランド代表MF)
「リプレイを見ると、(タックルは)足首の真上をとらえている。擁護することはできない。
足を破壊するものであり、井手口の無事を願う。悪いタックルだった」
リチャード・フォスター(元パーティック・シスルDF)
「(退場には)ならないと思う。強烈なタックルだったが、ボールを勝ちとっている。
若手の頃に教えられた大事なことは、五分五分の状況で行く場合は、相手選手と同じスピードとインテンシティでなければいけないということ。
抜け出そうとした井手口はスローダウンし、相手はボールに突っ込んできた。
強烈なタックルだったが、非常に厳しいものだっただろう。
2人の選手が同じスピードで突っ込んでいたら、昔ながらの五分五分のタックルだっただろうし、誰も怪我をしなかったはずだ。
だが、彼はスローダウンしたことで、非常に痛い目に遭ってしまった」
元同僚は、井手口がボールを奪い合った際に勢いを緩めてしまったことが怪我をした原因と指摘していたとか。
一方、セルティックのポステコグルー監督は、井手口は重傷ではないとしつつ、失望する出来事だったと述べている。