FW:久保裕也(シンシナティ)

失礼かもしれないが、彼のサッカー人生には同情せざるを得ない。

京都サンガでデビューした10代の頃から風格を漂わせていた万能FWは、スイス・ヤングボーイズでの活躍によりリオ五輪世代の日本代表のエースに。しかしクラブが貸し出しを拒否したため本大会は辞退を余儀なくされた。

その後ベルギーのヘントで得点を量産すると、ハリルホジッチ体制で右サイドのポジションを確保しW杯出場が確実視される。しかしハリルの電撃解任によりよもやの落選となった。

以降パフォーマンスを落とし、現在はアメリカ・MLSの新規参入クラブであるシンシナティに所属。2021年シーズンは一時期ボランチで起用されるなど、キャリア初の年間0ゴールに終わった。