オランダ・エールディビジのフェイエノールトは、「OBのクリスティアン・ギャンが死去した」と報告した。

クリスティアン・ギャン氏は1978年生まれの享年43歳。ガーナで生まれたものの18歳でフェイエノールトと契約してオランダへと渡った選手だった。

エクセルシオールでの修行を経てトップチームに定着し、守備のユーティリティプレーヤーとして長く貴重な存在となっていた。

そして小野伸二やファン・ペルシーらとともにUEFAカップの優勝にも貢献し、フェイエノールトの歴史に名を刻んでいる。

【写真】小野伸二やファン・ホーイドンクらもプレーした2001-02シーズンのUEFAカップ。フェイエノールトは準々決勝でライバルのPSVに勝利した。

さらに人格者としても有名であり、ピッチの内外で若い選手が多いチームを支えるような選手であったと高く評価されていた。

2008年の退団後はフィンランドとウェールズでプレーして2010年に現役引退。その後はお金に執着しない性格と息子の大病などが重なり、経済的に難しい生活を送っていたという。

フェイエノールトのスポンサーの助けによって一時はロッテルダム港での仕事に就いていたものの、ギャン自身がてんかんの症状に苦しんだために辞めざるを得なくなり、その後も厳しい時間を過ごしていたようだ。

そして、今年11月に彼はFacebookで末期がんに侵されていることを表明。闘病生活を送っていたが、29日に息を引き取ったとのことだ。

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