オマーン戦を翌日に控えた15日、日本代表のMF柴崎岳(レガネス)がオンラインでの会見に臨んだ。
2018年ロシアW杯で大活躍した柴崎だがその後はスペインで苦しい時間を過ごし、日本代表でも現在は控えにまわっている。
そうした状況から批判にさらされることも多くなっているが、それに対しての自身の想いや向き合い方を率直に語ってくれた。
柴崎岳
1試合1試合別のゲームになりますし、過去がどうだったからこうしなければいけないとは今は思っていません。
毎試合チャレンジしていくなかで、それがいいほうに転ぶこともあれば、チャレンジが多いほど失敗に終わることも出てくるのがサッカーなので。
常に1試合1試合自分を表現できるように変わらず取り組んでいます。これまでのサッカー人生もそんなふうに進んできました。
周りの期待値だったり描いているストーリーだったり、思惑はあるにせよそれは個人の感想とか願望になると思う。
それに対しては何も意見はしません。僕的には試合に出た時には常にプレーでしっかりチームに貢献したいと思っています。
(どうしてそういう考えができるようになった?)
経験値じゃないですかね。僕ももう29になってそれなりに経験を積んできたなかで、これを気にしたり考えてもしょうがないという部分と自分がフォーカスする部分とで整理がつき始めています。
自分にコントロールできる部分にフォーカスして考えていくというところが大事になると思う。結局周りの環境だったり他者の意見というところは他人でしかない。
それを肯定も否定もするつもりもないです。自分の中でしっかり受け入れたり、聞く必要のない部分もあれば聞くべき部分もあります。
経験のなかから受け入れたり除いていくという作業の部分で、自分と周りの関係性というのはその選手個々人で折り合いをつけていく部分があるんじゃないでしょうか。
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日本代表は、現地時間16日(日本時間17日1時)にオマーン代表と敵地で対戦する。