――『eFootball』のロゴを初めて見た時、すごく新鮮でインパクトを感じました。イメージカラーとして青×黄を採用した理由は何だったのでしょう?
大きな理由はありません。仰る通りインパクトのところと、ゲームとしてはあまり被っておらずオリジナリティを出せるカラーリングとして採用しました。
いくつかあった候補の中から決めたので、今後、シーズンが変わった際などにカラーを変えていく可能性はあります。
とはいえ、作品として大きく変わったタイミングですし、ブランドを大切にしていきたい思いは当然あります。名称も当分は『eFootball』を推していきたいと思います。
略称をよく聞かれるのですが(笑)、我々としては「イー・フットボール」とあくまでフルネームで呼んでいます。
引き続き「対戦での面白さ」を重視
――『eFootball』で大きく変わったところとして、ゲームがフリー・トゥ・プレイになりました。
家庭用ゲーム機やモバイルアプリでフリー・トゥ・プレイのゲームが増え、特に若い世代ではそれが一つの文化になり、「ゲームは無料で遊ぶもの」という感覚になってきています。
今後はそういう流れになっていくのだろうと考え、思い切って決断しました。
――ウイイレから引き続き、“駆け引き”を楽しめるタイトルになっています。
対戦ゲームですので、やはり対戦の面白さを突き詰めることを重視し、新エンジンで作り込んできました。1対1など、ボールに近いところで勝負をする。ここにまずは注力しています。
――トレーラーの中で戦術面の進化が触れられていました。今後、例えばゴールキックの際にGKの脇に味方選手が立ってそこからビルドアップするなど、リアルサッカーの戦術や流行りが追加されていくことはありますか?
今回はまずベーシックな部分を作りました。今後「こういったものを再現したい」といった声が出てくるはずですし、逆に想定していなかったようなことがゲームで起こることもあると思います。
そういったものはアップデートでどんどん追加・修正していく予定です。
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残念ながらスタートでつまづいてしまった『eFootball』だが、必要に応じてアップデートしていけるのが配信型ゲームの強み。
モバイルを含むクロスプラットフォームの実現など、志の高いタイトルであり、『ウイニングイレブン』シリーズを作り続けてきたKONAMIの“逆襲”に期待したい。