10月2日に行われたJ1リーグ第31節、ガンバ大阪対北海道コンサドーレ札幌の試合はなんと1-5という意外なスコアに。

ガンバ大阪はこの試合を創立30周年記念マッチと題し、2022年から使用する予定の新エンブレムを発表するなど大々的なプロモーションを行っていた。

しかしながら、試合を支配したのは敵地に乗り込んできた北海道コンサドーレ札幌。先月末に亡くなった名誉会長石水氏の遺志が乗り移ったように、序盤からゴールを決めていく。

キックオフから5分でキム・ヨングォンのパスミスを奪った駒井善成が先制ゴールを奪取。さらに32分にはルーカス・フェルナンデスが3人抜きの素晴らしい追加点を決める。

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40分には23歳の高嶺朋樹が札幌加入後初めてとなるゴールを決め、さらに47分に金子拓郎、88分にドウグラス・オリヴェイラが追加点を叩き込んだ。終わってみればスコアは1-5となっており、このところ2試合連続無得点だった札幌が大量ゴールで勝利を収めることに。

そして試合後のヒーローインタビューに出席した高嶺朋樹は、試合について語ったあと、ガンバ大阪へのお祝いもコメントしたのだ。

高嶺朋樹

「コンサドーレを作り上げた人と言っても過言ではないので、そのような方がお亡くなりになって、この喪章をつけて戦えたというのはすごく誇りに思います。ご冥福をお祈りします。

ガンバ大阪にかかわる皆様、30周年おめでとうございます。のこり7試合、自分たちは優勝という状況にはないですが、優勝するという気持ちで戦っていくので、応援よろしくお願い致します」

これには解説を務めた木場氏も「2~3年目の選手とは思えない気遣いですね」と感嘆。

また記者会見で高嶺は「石水さんのために自分たちができることは、勝利してクラブを大きくすること。その第一歩が踏めた」と語っていたぞ。

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