ワールドカップ2022・アジア最終予選の第1節で、いきなりオマーンに0-1と敗れてしまった日本代表。
勝利が義務付けられる第2節は中立地カタールでの中国戦。酒井宏樹や南野拓実が離脱した一方、オマーン戦では不在だった冨安健洋や守田英正が合流し、さらにオナイウ阿道が追加招集で加わった。
第1節のオーストラリア戦では4-1-4-1でスタートした中国であったが、この試合に向けては5バックのシステムを使用してきた。エウケソンとウー・レイの2トップまで自陣に下がり、人数をかけたブロックを形成した。
日本代表は相手のシステム上フリーになりやすい両サイドバックを使いながら、外を起点にして中国の分厚いディフェンスを広げようとしていく。
中国が守備をセットした状態でのクロスではなかなか決定的なチャンスは生まれなかったものの、21分には古橋亨梧の惜しいシュートが飛び、23分には久保建英のキックが左ポストに弾かれ、ゴールには近づいていった。
そして前半終了間際、ようやくカタルシスが爆発する場面が訪れる。
38分には久保建英のミドルシュートがゴールキーパーに弾かれ、こぼれ球を伊東純也がサポートしてパス。無人のゴール前に大迫勇也が飛び出して合わせるも、そのシュートは左ポスト直撃。さらにオフサイドの旗も上がっていたが、得点まであと一歩に迫る。
そして40分、右サイドでボールを受けた伊東純也がドリブルでワン・シェンチャオをぶち抜いてクロスを入れ、中で大迫勇也が飛び込みシュート。汚名返上の先制点を叩き出した。
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遂に来たぁぁぁ🔥🔥🔥#大迫勇也
半端ない先制ゴール⚽
\#伊東純也 の突破から日本に
待望の先取点が生まれた👏
⚽#AFCアジア予選 -Road to Qatar-
🆚中国×日本
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) September 7, 2021
1点をリードして迎えた後半、中国は60分すぎに3人の選手を同時交代。アランとアロイージオを投入し、より攻撃的なシステムにシフトチェンジする。
その勢いにしばらくピンチが連続する時間も過ごしたものの、そこを防いだことにより、時間を使いながら流れをコントロールする展開に持ち込むことができた。
日本も押し込むような展開はなくなったが、攻撃的な選手を前線に並べまくった中国もほとんどチャンスが作れなくなり、試合を膠着させることに成功。動く雰囲気を感じさせずに1-0のまま終了のホイッスルが鳴った。
オマーンに敗れたことでかなり難しいスタートにはなったものの、今回はなんとかノルマの勝点3を奪うことができた日本。
しかし厳しい戦いはまだまだ続き、来月にはサウジアラビアとオーストラリアという強豪相手の2連戦が待つ。しかも伊東純也が累積警告のため出場停止となり、戦い方を変える必要も出てきそうだ。