セルティック移籍後ゴールを賞賛している古橋亨梧。
レンジャーズファンから人種差別を受けた彼は自身初のオールドファームに挑む。
そうしたなか、『Guardian』は「セルティックはレンジャーズを屈服させるために古橋を頼りにしている」という特集を伝えた。
Guardian
「今季最初のオールドファームでアンジ・ポステコグルー監督は日本の影響を受けたチームの進歩を試す機会を得た。
全ての革命には象徴がある。ポステコグルーの助けになっているのは、セルティックが急成長するなかでこのイケメン(古橋)が、指揮官が根本から理解している日本市場から引き抜かれた選手であるということだ。
監督が自分のチームにフィットするであろう選手の特性を知っている場合、どんなデータアナリストもスカウティングアルゴリズムも無意味になる。
ポステコグルーはセルティックがサッカーで重要な勢いを手に入れるためにかじ取りをしてきた。
しかし、古橋が7試合先発で7ゴールを決めたことで、サポーターたちは新たなカルトヒーローを手に入れた。
セルティックはふたたびエキサイティングになった。そして、亨梧はこの無慈悲に攻撃的で非常におもしろいアプローチの中心にいる。
ポステコグルーは亨梧がセルティックに『特別なもの』を加えると約束した。現時点でそれはとても順調だ。
横浜F・マリノスで監督をしていたポステコグルーがローカルな知識を使うまで、26歳の亨梧がキャリアを通じてJリーグで過ごしていたことは今では驚くべきことだ。
スタッツを見ても、亨梧のパフォーマンスは年々向上している。
そのパフォーマンスレベル(彼はセンターフォワードとしてもサイドでもプレー可能)を見ると、素晴らしい動き、優雅なタッチ、献身的な働きぶり、そして、若い見た目とは裏腹に冷酷なフィニッシュを持っていることが分かる。
セルティックファンたちは国内での災難(リーグ10連覇を逃す)に苦しんだ。
中心的存在が必要とされていた時、亨梧の加入によってスタンドのファンたちに新たな賞賛の対象できた。
(中略) セルティックの守備は明らかな弱点のままだ。
ただ、レンジャーズの最終ラインも昨季のスタッツが示すほどソリッドではない。
亨梧の起用とパフォーマンスが大きなテーマになる。すでにレンジャーズが元ヴィッセル神戸の男を警戒しているのは間違いない。
最近の歴史を見ると、シーズン最初のオールドファームの勝者がチャンピオンになる傾向がある。
ポステコグルーはそのデータをあまり気にしないだろうが、56歳の指揮官にとって重要な意味を持つ試合になる。
極東からの光明である5フィート7インチ(170cm)・背番号8への彼の信頼は確かなものになっている」
ポステコグルー監督の新生セルティックのなかで、古橋は完全な主役になっていると評価しているようだ。
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