火曜日にマンチェスター・ユナイテッドの副会長から辞任することが決定したエド・ウッドワード氏。
2013年からユナイテッドで働いていた彼は今年末に退任する予定になっていたが、それを早める形でポストから離れることになった。
このタイミングであるということで、この辞任には「欧州スーパーリーグ」の計画破綻が影響していると考えられていた。
エド・ウッドワード氏はレアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長らとともに欧州スーパーリーグを推進してきた中心的存在だとされ、わずか48時間で撤退を余儀なくされたことによって辞任を申し出た…と噂された。
しかし『BBC』の報道によれば、それは逆であったという。
エド・ウッドワード氏は欧州クラブ協会で影響力を持っている存在で、UEFAが計画する新チャンピオンズリーグを支援していたとのこと。
そのためマンチェスター・ユナイテッドが欧州スーパーリーグに参加するという選択を支持できず、クラブが参戦を発表した19日の段階で辞任を申し出ていた…という。
なお、UEFAの会長を務めているアレクサンデル・チェフェリン氏は、先日のスピーチでこう話しており、ウッドワード氏はウソツキだと語っていた。
アレクサンデル・チェフェリン
「ウッドワードはその前の木曜日の夜に電話をかけてきて、新しいチャンピオンズリーグの形を全面的に支持していると話していた。相談したいのはファイナンシャル・フェアプレー制度のことだけだと。しかしそのときにはすでに欧州スーパーリーグに契約していたのだ」
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『BBC』の報道が本当であれば、たしかにチェフェリン氏のコメントとも整合が取れるが…。その時からすでにウッドワード氏はマンチェスター・ユナイテッドと決別していたのだろうか。