ロナウジーニョ

運命を変えた移籍：PSG▶バルセロナ

2000年代初頭のバルセロナは、それ以降の輝かしい成功を収めたチームとは全く違った様相であった。2000年から2003年の間で4人の監督をとっかえひっかえし、なんのタイトルも取ることができなかった。

しかし一つの契約が大きく運命を変えた。2002年のW杯で大活躍を見せたロナウジーニョがPSGから加入したことにより、チームの攻撃力が一気に上昇。彼がいることによってバルセロナが下部組織から育成してきたタレントも真の力を発揮するようになった。

ロナウジーニョがいた5年間は、近代のバルセロナにおいて最大のターニングポイントであった。それほど長くチームにとどまった選手ではなかったからこそ、そのインパクトと影響力は強烈なものだった。