世界最高峰のリーグ、スペイン・ラ・リーガ。
レアル・マドリーとバルセロナの2強を中心とする“情熱の国”のフットボールは、プレミアリーグやブンデスリーガ、セリエAとはまた違った魅力を備え、世界中のサッカーファンを魅了してきた。
ラ・リーガの多くのクラブは、クラブを象徴する公式応援歌「Himno(イムノ)」を持っている。バルセロナのイムノなどは特に有名だろう。
そうしたなか、ひそかに評価が高いのが、セビージャのイムノだ。
こちらは、2019年に亡くなったロベルト・アレス元会長を前に以前披露された生歌バージョン(※終盤は元会長に敬意を表した替え歌)。
南スペインらしい情感とともにムードが高まり、サビで最高潮に達する瞬間の心地よさがたまらない名曲だ。思わず涙が出てきそうになる…。
セビージャは“ロヒブランコス”(赤と白)の愛称を持つアンダルシアの雄。過去には日本代表の清武弘嗣が在籍したことで知られている。
そんな彼らのイムノが、なぜスゴイのか…。4月4日にホームで行われる首位アトレティコ・マドリーとの大一番を前に、セビージャの現会長、ホセ・カストロ氏を直撃!
セビリアの街にとってのセビージャFCやイムノの誕生秘話、聞きどころなどを存分に語ってもらった。以下はホセ・カストロ会長による直筆返信の日本語訳だ。