昨年11月に練習場を移転したリヴァプール。70年ほど使用してきたメルウッドから、5000万ポンド(およそ75.8億円)をかけて建築したカークビーの複合施設に移った。
新しいクラブハウスには3つのフルサイズピッチに2つのトレーニングジム、プール、ビーチバレーコートなどが完備されており、さらにアカデミーも同じ施設で活動できるという最先端のもの。
その広さは9200平方メートルに及び、さらに『HydroWorx』と呼ばれる水中ランニングマシーンなど高度な施設も追加され、ジムもメルウッド時代から3倍の広さになっている。
また施設にはスポンサーの名前が冠され『AXAトレーニングセンター』となり、クラブの収益にも好影響を与えている。
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ところが『The SUN』によれば、現在リヴァプールの選手たちはこの新しい練習場に不満を覚えており、メルウッドに戻りたいという意見が出ているという。
その理由は、「風」だそう。
メルウッドよりも4kmほど北にあるカークビーは「ウィンディ・ハーバー(風の港)」と呼ばれるほどのエリアで、地形上風が吹きやすいのだという。
とくに冬はそれが強く、トレーニングに危険をもたらすほか、サッカーのプレーにも影響が出てしまう状況にあるというのだ。
リヴァプールが練習場を移転する前はプレミアリーグで3位、そして移転後は6位まで下がってしまった。その状況もあってか、練習場の環境も話題になっているようだ。