アジアでの挑戦、伝えたいこと

――加藤選手はアルゼンチンのあと、日本、インド、タイ、香港、インドネシア、モンゴルを経て、2018年からバングラデシュでプレーされています。バングラデシュのサッカーは一言で言うとどんな感じでしょう?

伸び代だらけの魅力が詰まったサッカーです!!

――そもそも、なぜバングラデシュでプレーしようと思ったのでしょうか?行く前に思っていたバングラデシュ、実際に行って感じた実際にバングラデシュの印象も含めて教えてください。

行ったことのない国に選手として住む事に面白さを感じていて、バングラデシュがどんな国なのかイメージもできなかったので、行きたいなと思いました(笑)。

実際に来てみて、もちろん大変なことが多いですが、人が日本より自由だなと感じます。

良くも悪くも何かに縛られず自由に、周りの目を気にしない人が多いです。

そして、何よりとっても親日国なんです!

日本人が大好き!と言ってもらえるのが今までで一番多いです。

日本人で良かったと誇りに思う瞬間です。

――以前プレーしていたインドやタイ、インドネシアと比べて気候はどうですか?文化や言葉の違いなども気になります。

気候はインドと似ており暑いです。が、冬(12月〜2月)があり15度前後になります。タイとインドネシアは湿気がバングラより高いです。ただ、蚊の数はバングラデシュが異常に多い気がします。

バングラデシュは国民のほとんどがイスラム教なので、豚を食べません。お酒も基本的には禁止です。娯楽があまりない国なのでスポーツは人気ですが、今はサッカーではなく、クリケットが人気NO.1です。

言葉は、ベンガル語でパキスタンから独立したきっかけも言語の争いからでした。自ら勝ち取った言葉なので、ベンガル語に誇りを持っているはずです。

――バングラデシュ人が好むサッカーやファンが沸くプレーはどんなものでしょう?

やはりゴールシーンが一番盛り上がります。あとは、パスの技術や戦術よりも派手なプレーやドリブル、足がめちゃくちゃ速いなどのプレーが喜ばれます。