アーセナル対ウォルヴァーハンプトンの試合で起こったインシデントにより、メキシコ代表FWラウール・ヒメネスが頭蓋骨骨折の重傷を負ったプレミアリーグ。
また、彼と衝突したダヴィド・ルイスも頭部から激しく流血しながらプレーを続けたことも「著しく危険な行為」と物議を醸すことに。
それを機にイングランドでも震盪の選手に関するルールについての検討が急速に進んできた。
これまでFAカップ、女子スーパーリーグ、女子FAカップでは「脳震盪の選手が出た場合に交代枠を追加できる」というルールが試験導入されることが決定されていた。
これは国際サッカー評議会(IFAB)が1月から試験的な導入を進めてきたもので、それが16日の総会で正式に決定された。
さらに、今回『BBC』が伝えたところによれば、プレミアリーグもそのルールを木曜日の理事会で承認し、1月からそれを導入することに原則的に合意したとのことだ。
これによって試合中に脳震盪の選手が発生した場合、最大2名まで交代枠が追加される(なお対戦相手のチームにも同時に交代枠が追加される)。そしてベンチ入りの人数も7名から9名に増加され、これは今週末から実施されるようだ。
また、この理事会では他のリーグと同じく「通常の交代枠を3から5に増加する」案も検討されたものの、投票の結果反対票が上回ったために却下されたそう。