先日の試合で、ウォルヴァーハンプトンのFWラウール・ヒメネスとアーセナルDFダヴィド・ルイスが頭部を激しくぶつけるという事故があった。
ヒメネスはこの結果頭蓋骨を骨折する怪我をし、手術を受けることに。一方でダヴィド・ルイスは激しく流血しながら治療を受けたあとプレーを続けた。
脳震盪に対する対応が強化されようとしているこの時期、ダヴィド・ルイスにプレーを続けさせるという選択が取られたことには大きな批判が起きた。
それに『Sky』でコメントしたのはライアン・メイソン氏。2017年にギャリー・ケイヒルとの接触で頭蓋骨を骨折する大怪我を負い、死の淵を彷徨うことになったという経験を持つ。
26歳で選手としてのキャリアを絶たれてしまった彼は以下のように話し、現状の空中戦のファウル基準を変える必要があると語ったそう。
ライアン・メイソン
「脳はとても複雑なものだよ。多くのことが見えない。そして我々は『勇敢になりたい』と思っている男性がいる世界に生きている。
立ち上がって『気分が悪い』と言う人はあまりいない。それがサッカーの業界であり、おそらく完全に正直であることは罪になる。
僕はサッカーのピッチの上で自分の命を奪われるところだった。今回と同じような事故でね。