セムラ・ハンター

「シティはメッシへの入札はしないと信頼できる筋から話を得た。その情報に基づけば、現時点ではドアは閉まっている。

2つの理由がある。年齢と財政だ。

年齢的にメッシは晩年に差し掛かっている。バルセロナの17年間で見てきたのとは違うメッシを引き入れることになるだろう。彼本人も引退に近づいていると口にしている。

移籍金フリーで加わることができるとしても、財政面とは切り離せない。彼の賃金は天文学的な高さだ。年間で1億ユーロほど稼いでいる。

我々が(新型コロナの)世界的流行の真っただ中にいる事実を考えれば、どのクラブにとっても大きな経済的負担になるだろう。

経済面で誰もが打撃を受けており、サッカークラブたちも例外ではない。夏の移籍市場ではクラブたちが戦略を変えたことが見受けられた。

レアル・マドリーは1人も選手を獲得しなかったし、ほとんどのクラブが選手を売却しようとしている。1億ユーロは賃金総額の面で大きな負担になる。

メッシを獲得したいなら、給与の高い選手たちを売り払うなど他の部分で調整を行う必要がある。

クラブは若手選手の獲得や本当に必要なポジションの補強に投資するほうを好むだろう」

シティは来夏で34歳になるメッシの年齢と1億ユーロ(123億円)ほどの年俸を憂慮しているとのこと。

今季はメッシもバルサもやや覇気がなく、過去25年で最悪のシーズンスタートになっている。メッシにも主審にイラ立ちをぶつける驚きのシーンがあった。

これはひとつ間違えば一発レッドカードだったはず…。

バルサで742試合640ゴールというとんでもない得点を記録してきたメッシ。来年からは去就を巡る話が本格化しそうだ。

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