31日に行われた明治安田生命J1リーグで、川崎フロンターレがFC東京との上位対決に2-1で勝利した。

試合は24分、川崎が家長昭博のPKで先制。FC東京も後半にシステム変更して流れを変え、57分にディエゴ・オリヴェイラのゴールで同点に追いつく。

多摩川クラシコらしい熱戦となった一戦。決勝点を決めたのは、この日が40歳の誕生日となる“川崎のバンディエラ”だった。

74分、三笘薫のドリブル突破から、中村憲剛!(動画4分38秒~)

相手の状況を見ながらゴール前のスペースに走り込むと、三笘のドリブルに合わせて細かくポジションを修正。最後は速いラストパスを左足で見事にゴールへたたき込んだ。

中村は、大怪我からの復帰戦となった8月29日の清水エスパルス戦以来、今季2点目。試合も川崎がそのまま2-1で制し、リーグ記録を更新する同一シーズン12連勝を達成した。

40歳の誕生日に大仕事を成し遂げた中村。その存在の大きさは誰もが知るところだが、試合後にクラブ公式で配信された家長のコメントもまたそれを象徴するものだった。一部を抜粋して紹介。

家長昭博(川崎フロンターレ)

「ケンゴさん(中村憲剛)は、一緒にプレーしていて40歳とは感じないぐらい素晴らしいパフォーマンスを見せてくれている。心強い選手がケガから帰ってきてくれて、40歳の日に決勝点を決めてくれた。

僕たち選手もそうだが、クラブにとっても、サポーターにとっても替えが効かない。川崎フロンターレそのものがケンゴさんというぐらい偉大な選手だと思う。

ケンゴさんが決勝点を決めた日に、一緒にグラウンドに立てて光栄。特に会話はしてないが、自分はグラウンドの上でいつもボールで会話ができる。今日はケンゴさんにとって特別な日だが、変わらず良い関係でプレーできたと思う」

最後の「自分はグラウンドの上でいつもボールで会話ができる」は、ピッチ上での信頼関係がうかがえる言葉だ。

今シーズン、4-3-3の新システムでJ1を独走している川崎だが、中村が復帰して以降は川崎らしいパスでの崩しがさらにパワーアップした感がある。

中村憲剛の復活により、Jリーグ史上に残る強さに磨きをかけている川崎フロンターレ。次戦は11月3日(火・祝)、13連勝をかけて北海道コンサドーレ札幌とホームで対戦する。