昨年末から今年にかけ、中国から感染が広がった新型コロナウイルスで世界全体がパンデミックに陥った。

その結果サッカー界も試合の延期や中断が相次ぎ、ビッグイベントの数々も開催が不可能となっていた。

大々的にプロモーションされていたEURO2020やコパ・アメリカも1年延期されることになり、スケジュールの変更を余儀なくされている。

とくにUEFA創立60周年を祝うための記念大会だったEURO2020は、13カ国もの会場を使う画期的な方式だったが…。

しかし、それが災いして新型コロナウイルスの影響をより強く受けることに。

『L'Equipe』によれば、今回FIFAの調査によって「世界のサッカー全体での損失が140億ドル(およそ1兆5000億円)に達する可能性がある」ことがわかったそう。

そのうち欧州のクラブチームだけでも40億ユーロ(およそ5000万円)の損失が出ているという状況であるという。

さらに、150カ国以上のサッカー連盟や協会からFIFAに支援の要請があり、多くの影響が出ていることを明らかにしたとのこと。

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今夏のマーケットは新型コロナウイルスの影響でチェルシー以外が大金を使うことができず、静かな移籍市場となっている。この経済的ダメージが残れば、来季以降もサッカー界に大きな影響を及ぼしていくかもしれない。

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