現在バルセロナに退団を要求していると言われているリオネル・メッシ。契約の条項を利用してフリーでの移籍を求めているという。
そして日曜日に行われた新型コロナウイルスのPCR検査に顔を見せず、さらにトレーニングにも参加しなかった。
『Marca』によれば、マンチェスター・シティから5年間で4億5000万ポンド(およそ636.8億円)という強烈なオファーを受けており、加入を熱望しているとか。
しかし一方、バルセロナの側はリオネル・メッシを放出することに消極的で、当該の契約の条項も期限が切れていると主張。
ラ・リーガも公式にバルセロナの立場を支持しており、メッシが退団する際には移籍金の支払いが必要になると発表した。
リーガとサッカー選手協会の合意には「選手が正当な理由なしに2度の仕事放棄を行った場合、重大な事態だと判断できる」という条項があるという。
そのためメッシがもう一度セッションをスキップした場合、11日分の給与剥奪、あるいは月額の25%の給与剥奪が課せられる。また出場停止が言い渡される可能性もあるそう。
メッシの月額給与の4分の1はおよそ1億6000万円、そして11日間の給与は2億3000万円となる。
ただ、バルセロナのフロントはメッシとの亀裂を広げてしまうことを懸念し、罰則を与えることには消極的でもあるとか…。
とはいえ、それはロナルト・クーマン監督による「メッシの特権的な立場を剥奪した」という判断とは矛盾するものになる。
6月には33歳の誕生日を迎えたメッシ。バルセロナからはこんな「33回の素晴らしい場面」をまとめた動画が掲載されていた。
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しかしそれからわずか2ヶ月あまりでこんな事態になるとは…。