サッカー界でも広がりつつある、「Justice for George」、「Black Lives Matter」、「Black Out Tuesday」というメッセージ。

白人警官に取り押さえられて死亡したアメリカの黒人男性ジョージ・フロイドさんを支持し、人種差別に反対するメッセージだ。

『New York Times』などはショッキングな事件の様子を伝えている(以下動画1分3秒~)。

警官らは偽造紙幣の通報を受けて駆け付けたというが、フロイドさんの首を8分間も抑え続けたという警官はすでに起訴されている。

【関連記事】2019女子ワールドカップ!最高のユニフォームTOP20がこれだ

そうしたなか、スペイン人の女子選手の発言が秘かに話題になっているようだ。

2015年の女子ワールドカップでスペイン代表のキャプテンを務めたベロニカ・ボケテ。33歳の彼女はスペイン、アメリカ、スウェーデン、ロシア、フランス、ドイツ、中国などでプレーしてきた選手だ。

現在はアメリカのユタ・ロイヤルズに所属するボケテは、『El Transistor』でこう述べたそう。

ベロニカ・ボケテ(元スペイン女子代表FW)

「アメリカは人種差別について本当の問題を抱えている。それを変える時がきた。

ここにあるのは、全てのマイノリティ、特に黒人に対する純然で単純な人種差別。

アメリカには多くの人種差別主義者がいる、そう言わなければならない。

人々は正義を求めている、何よりもシステムを変えることを。

私はこの国に来るまでは、本当の人種差別を知らなかった。

状況はとても深刻で、人々の恐怖がどのように高まるかが分かる。

皆もう我慢できないと言っていて、彼らは変化を求めている」

この発言を受けて、「自分が経験するまでは本当の意味で人種差別を理解することはない。自分が人種差別で苦しむまでは、それを本当には理解できない」とコメントするファンも。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介