アスレティック・ビルバオで長く活躍したFWアリツ・アドゥリス。2016年にはスペイン代表で35歳と275日という最年長ゴールを決めており、まさに「生ける伝説」と言える存在だった。
大柄な体格にこのペナルティエリア内での勝負強さ!まさにバスクのストライカーである。
ただ、39歳になった今季は怪我に苦しめられて成績が落ち、厳しい状態が続いていた。
そして今回彼は自身のSNSでリーガの再開を待たずして現役を引退することを発表。すぐに人工股関節を入れるための手術を行う方針であると宣言した。
アリツ・アドゥリス
「何度も何度も、私は言ってきた。自分がサッカーから去る前に、サッカーが私から去っていくだろうと。
昨日、ドクターは私に言った。すぐにでも外科医に行きなさいと。そしてできるだけ早く人工股関節を入れて、日常生活に慣れるようにしなさいと。
残念ながら、自分の体は『もうたくさんだ』と言っている。
私は、自分のやりたい形でも、彼らが求める形でも、もはやチームメイトを助けることが出来ないんだ。
これがプロアスリートの人生というものだ。単純な話さ」
新型コロナウイルスの問題がなければ、4月にレアル・ソシエダとの「バスクダービー」となるコパ・デル・レイ決勝を戦う予定だった。
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しかしそれが延期になってしまったこともあり、この時点でスパイクを脱ぐという決断を下したようだ。