これまでイタリア代表、ユヴェントス、そしてチェルシーで指揮をとってきたアントニオ・コンテ監督。今季はセリエAに戻りインテルを率いてきた。
その特徴はサイドラインで熱いジェスチャーを見せることであり、今季はロメル・ルカクと「胸をぶつけ合う」場面も。
You have to be that good to get away with doing this to Antonio Conte 😏pic.twitter.com/YldXBBnkDY
— Goal (@goal) January 8, 2020
もちろん世界有数の監督だと言われる人物であるが、『Tuttomercatoweb』のラジオに出演した解説者アルド・アグロッピは、「コンテは過大評価されている」とバッサリ斬ったという。
アルド・アグロッピ
「私はコンテ監督の露出狂なところが好きではない。あまりに叫びすぎ、タッチラインでドラマを作ろうとする。サーカス的な行為や遠吠えで試合には勝てんよ。
彼はいつも素晴らしいチームを手にしてきたにもかかわらず、大きな敗北を何度も喫している。
『コンテがイタリア代表に強いメンタリティをもたらした』と話を聞いた時、笑えるものだと思ったよ。
コンテは役を演じているだけだ。勝っているときはいいが、負けているときは足りない。忘れてはいけないよ、彼のイタリア代表もトップ4には入っていない。
彼は過大評価されているよ。今季もインテルでチャンピオンズリーグから敗退しているし、セリエAでも遅れを取っている。アレッツォとアタランタでは解任されている。
その命令や叫び声は、勝利しているときは受け入れられるが、そうではないときはイラつくだけだ」
アグロッピは1944年生まれの75歳で、トリノやペルージャでプレーした元選手。監督としても多くのクラブを指揮した経験を持ち、「辛口評論家」として有名だ。
なお、ラツィオのインザーギ監督については「彼は選手の友人のようだが、指導者は恐れられ尊重される存在であるべきだ」と指摘。ユヴェントスのサッリ監督は「彼は結果に応じて愛されるか嫌われるかが決まるだけ」と評価している。